ミルウォーキーから西に行った所にエジャートンという町があり、ここで『ラスカル』の物語が始まったのです。本の中では「ブレイルズフォード・ジャンクション」として架空の地名として描かれていますが、1918年に11歳のスターリング・ノースが、あの有名なペットのあらいぐまを引き取った場所です。
旅の中で最も心を打たれる場所「スターリング・ノース・ホーム&ミュージアム」から始めましょう。ここでラスカルはスターリングがリビングルームでカヌーを作るのを見守ったり、台所のテーブルから角砂糖を盗んだり、夜親友と一緒にベッドで丸くなって眠ったりします。玄関のポーチでゆっくりと立ち止まれば、まるでその光景が目の前に浮かぶようです。祭りに向かう馬たちが通りを颯爽と駆け抜ける姿。家族の犬「ハウザー」が日陰でうたた寝をしている間に、ラスカルがその背中に登る姿。そして、ラスカルと同じくらいいたずら好きで、時には敵となるカラス「ポー」が、光り輝く獲物を奪い取った後、隣のメソジスト教会の鐘楼にある巣へ素早く飛び去っていく姿。
エジャートンは、典型的なアメリカの小さな町で、誰もみなさんを急かすことはありませんから、焦らずゆっくりと時間を過ごしてください。寒い1月であってもみなさんを温かく迎えてくれます。
ピクニックを楽しむなら、町の西端にあるレーストラック・パークへ足を延ばしてみてください。この公園は『ラスカル』にも登場しますが、1918年当時とは比べ物にならないほどモダンになっています。
また、「ラスカル・ロード」と呼ばれているハイウェイFをインディアンフォード方面へ進み、ロック川のほとりでピクニックを楽しむこともできます。そこでは、スターリングとラスカルが座っていたダムを見ることができます。地元の小さな店「ダム・パラダイス」で、ピクニックランチ用の食べ物を購入できます。